定年退職後の年金で、健康で長生きする老後を送るには、体調管理と国民年金・厚生年金、相続・贈与の仕組みも知っておこう

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A 定年後のスケジュールとチェックリスト


@ 年金

★ 60歳〜65歳
・ 年金の受給開始年齢の3ヶ月前に「年金請求書」が続く
・ 必要書類を用意
・ 注意事項を確認しながら記載
・ 年金事務所、または住所地の市区町村の国民年金窓口に提出

【必要なもののリスト】
年金請求書に同封されているリーフレットには必要書類の詳細が記録されて射ます。厚生年金の加入期間などで必要書類は異なります。自分の提出に必要なものを確認しましょう。

・ 戸籍謄本
・ 預金通帳
・ 印鑑
・ 世帯全員分の住民票
・ 所得証明書
・ 雇用保険被保険者証

★ 年金受給開始後
・ 振込みは2ヶ月に1回、前2ヶ月分の支給額が振り込まれる
・ 毎年、11月ごろに「扶養親族等申告書」が届く
必要事項を記入して返送

【チェック事項】
年金請求書に添付する必要書類は各自治体で発行してもらうものが多いです。一部の自治体では「年金請求用です」と伝えると手数料が無料になります。なお、年金受給にはマイナンバーの記入が必要です。



A 健康保険

選択次第で手続き場所、期限が異なる

★ 退職の翌日から5日以内
 (家族の健康保険の扶養になる)

・ 家族の勤務先で手続きを行う

【必要なもののリスト】
・ 被扶養者異動届
・ 所得証明書
・ 住民票
・ 退職証明書

★ 退職の翌日から14日以内
 (国民健康保険に加入する)

・ 住所地の市区町村窓口で手続きを行う

【必要なもののリスト】
・ 各市町村窓口で定められた加入の届出書
・ 健康保険資格喪失証明書
・ 本人確認書類(運転免許証など)
・ 印鑑

★ 退職の翌日から20日以内
 (任意継続被保険者になる)

・ 加入していた健康保険組合、協会けんぽで手続きを行う

【必要なもののリスト】
・ 任意継続被保険者資格取得申出書
・ 非扶養家族の生計維持を証明する書類
・ 住民票

【チェック事項】
迷った場合は手続きの期限が厳密な任意継続被保険者を選んでおきましょう。
なお、国民健康保険に加入する際には、舞ナンバーの記入が必要です。


B 雇用保険
・ ハローワークで求職申し込みを行う

★ 退職後約10日以内

【必要なもののリスト】
・ 離職票1・2
・ 雇用保険被保険者証
・ 印鑑
・ 本人確認書類(運転免許証など)
・ 本人名義の預金通帳
・ 写真2枚(3cm×2.5cmで3ヶ月以内に撮影されたもの)

★ 求職申込後10日〜2週間後
・ 雇用保険受給者初回説明会に出席
・ 「雇用保険受給資格者証」「失業認定申告書」を受け取り、誤りがないか確認する
・ 「失業認定日」にハローワークに必ず行く

★ 求職申込後4週間後
・ 失業認定申告書の提出
・ 4週間ごとにハローワークで失業認定を行う
・ 雇用保険の失業給付=基本手当て(失業保険)の振込み

★ すぐに働かない場合
・ 受給期間の延長手続きを行う

【必要なもののリスト】
・ 離職票1・2
・ 印鑑
・ ハローワークに用意されている受給期間延長申請書

【チェック事項】
雇用保険説明会には必ず出席
・ 失業給付は働く意思がなければ受け取れません。
・ 失業認定の実績は地域によって異なるものもあるので確認しましょう。


C 税金

★ 退職後の年内
・ 「給与所得の源泉徴収票」が会社から届く。紛失しないように保管しておく

★ 退職の翌年2〜3月
・ 確定申告を行う

★ 退職の翌年6月ごろ
・ 住民税の納税通知書が届く
・ 期限までに支払う

【チェック事項】
65歳以上の年金受給者の住民税は、年金から天引きされます(一部の市区町村は除きます)。




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