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1日の疲れを癒してくれるお風呂タイムですが、知らず知らずのうちに、危険な入浴法をしている人もいるようです。 ★ 危険な入浴法は絶対に避けて、健康のためにベストな入浴法を守る 日本人は非常にお風呂の好きな民族と言われています。1日の疲れがじっくり取れるお風呂タイムを至福のときとしている人も多いのではないでしょうか。 そこで、健康のために、お風呂に入るときの注意点をご紹介しましょう。 まず、42度ほどの熱い湯に入るのは禁物です。日本では毎年3000人以上もの人が、入浴中に亡くなっていることが分かっています。 熱い湯に入ると、血圧が急上昇して、血管に大きな負担がかかってしまうのです。さらに高い湯温では、血栓を溶かす繊維素溶解が働きにくくなり、血管が詰まりやすくなるので、脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険性が高まります。 温浴効果やリラックス効果を高めるために、入浴剤などを入れたぬるめのお湯に入り、ゆっくり体を温めるようにしましょう。 ★ 体をゴシゴシ洗うのはNG、皮膚表面の大事な層が崩れてしまう また、体の洗い過ぎにも注意したいものです。 体をゴシゴシとこするように洗っている、キレイ好きな人も多いと思います。ですが、そこまでしなくても湯船に浸かっていればほとんどの汚れは落ちているのです。 ゴシゴシ強く洗ってしまうと皮膚を守っている層が失われ、敏感肌や乾燥肌の原因になることもあります。やさしく洗うようにしましょう。 【肌トラブルはたっぷりの洗顔料で念入りに洗ったほうがいいというのはウソ】 肌のくすみや皮膚の老化を抑えるためには、洗顔が重要です。皮膚細胞の入れ替わりサイクルは、若い人の場合約28日、そうでなくても1ヵ月半と言われています。古くなった皮膚細胞(あか)を軽く落とすことで、ハリのある若々しい肌を作る手伝いができるのです。 しかし、もしも顔を洗い過ぎてしまうとどうなるのでしょうか。せっかく生まれつつあった新しい皮膚にダメージを与えることになってしまいます。また、皮膚を保護するために分泌される皮脂を洗い落とすと、肌の乾燥を招きます。 乾燥や吹き出物などの肌トラブルが起こってしまったときも、洗い過ぎは禁物です。洗顔料に保湿効果や殺菌効果かあったとしても、それを使い過ぎると刺激で肌にダメージが生じます。決められた使用回数や容量を守り、一度に長時間洗い続けないように注意しましょう。 |
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