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★ 自分の資産と借金を把握するための方法 「年金不安」が強まっていることに加え、2016年2月にマイナス金利が導入され、銀行の預金金利が下がるなど、一般の市民生活にも影響が出ています。 また、マイナス金利が続けば、年金の運用にも悪影響を及ぼし、将来の受給額が減額される可能性があります。 こうした状況を考えると、不安を感じるのはしかたありませんが、行動しなければ何も解決できません。 まず、自分の資産と借金を正確に把握することが先決です。資産と借金(負債)を洗い出すのに便利なのが、「バランスシート(貸借対照表)けです。 企業が決算時に作成する書類の一つですが、そのしくみは簡単です。自分の家計をバランスシートに落とし込んで現状を把握します。 「資産」には、ゲンキン、預貯金だけでなく、株式、債券などの投資商品、生命保険、個人年金などの保険商品、マイホーム(土地・建物)やマイカーなど、換金できるものをすべて含みます。その際、価格は購入価格ではなく、「時価」で考えます。 一方、「負債」には住宅ローンや消費者ローンのほか、クレジットカードの未払い金などのいわゆる借金が含まれます。 「資産の合計額」から「負債の合計額」を引いたものが「純資産」、つまりあなたの財産です。たとえ預貯金が多くても、思った以上に負債があれば、老後資金が不足しているかもしれません。逆に現状を把握したら、足りているかもしれません。 正確な現状把握がなければ、具体的な対策を立てられません。現実から目を背けたかったり、面倒でこの作業を先送りにしている人もいるでしょう。 しかし、問題の認識が遅くなるほど、その後の対策は限られてきます。場合によっては「打つ手なし」になるかもしれません。それを避けるためにも、次の表を参考に自分の資産・負債の全体像を把握しましょう。
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