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★ 自宅が年金代わりになるリバースモーゲージ 老後資金が不足しても、自宅があれば、「リバースモーゲージ」を使って、資金不足を補うことができます。 簡単にいえば、住宅を担保に融資を受け、毎月お金を受け取るしくみです。住宅ローンは住宅を担保に入れ、借りたお金を毎月返済しますが、リバースモーゲージは、すでに保有する住宅を担保に融資を受けます。 融資金を返済する必要はありません。死亡時などに担保となった住宅を処分して返済資金に充当するからです。このしくみを利用すれば、自宅を売却することなく老後資金を手当てできるのです。 民間金融機関で扱うほか、公的機関でも「不動産担保型生活資金」として実施されています。 この制度では、居住用不動産の土地の評価額の70%程度を限度に、月30万円程度までの範囲で貸し付けてくれます。 自宅の不動産評価額が3000蔓延であれば、融資限度額はその70%にあたる2100万円が目安になります。なお、貸付金の利率は年利3%または長期プライムレートのいずれか低い利率です。 ただし、利用に当たっては、「金利上昇リスク」「不動産価格下落リスク」「長生きリスク」に留意する必要があります。 契約期間中に金利が予想以上に上昇すると、当初より借入残高が増加するため、予定より早く借入限度額に到達する可能性があるほか、契約者が長生きすれば、借入金限度額に達する「長生きリスク」もあります。 また、契約期間中に不動産価値が下落して担保割れが生じると、その段階で融資はストップするので注意が必要です。 なお、土地付き一戸建てを対象にするものがほとんどで、分譲マンションを担保にできるのは一部です。金融機関によっては子どもとの同居を認めないなどの条件もあるので、利用時に内容をチェックしましょう。
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