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老後を年金だけを主な収入源として生活する場合には、ムダを徹底的に省くようにすることが大切です。 現役生活なら、少しぐらいのムダがあっても取り返すことができますが、老後のムダは取り返しがききませんので、少しでも節約を心がけましょう。 現役時代は妻が家庭を取り仕切っていたから、あなたは家の電気代などがいくらかかっていたのかも、あまり関心がなかったはずです。そしてそれらの経費がどの通帳から引き落とされていたのかも、ひょっとしたらご存知ないのではないですか。 いまどきは、公共料金やカード決済、保険料、電話やインターネットの通信費など、ほとんどの人が自動引き落としを利用しているため、毎月請求書が届き、銀行口座から引き落とされます。たしかに便利なシステムではありますが、支払っているという自覚が希薄になってしまうのも事実です。 ですから、定年後に心配のない快適な生活をするためには、どれぐらいの贅沢まで許されるのか、あるいはどのぐらい節約すべきなのかを、しっかり把握しておくこと必要があるのです。 また、これまでは、妻任せであった人も、老後の計画をしっかり立てるためには、家計費についてもお互いに共有しておくことも大切です。 今一度、意味のない支出はないか、ムダな出費はしていないか、確認してみましょう。 かつては、帰宅してから映画を観るのが楽しみであったため、テレビの有料チャンネルに契約していた人もいたでしょうが、今は生活スタイルも少し変わったため、それほど観ていないという人もいるでしょう。 それでも、有料チャンネルに契約したままになっているのではないですか。 あるいは、大リーグの試合を毎日楽しみにして契約していた人もいるでしょうが、今も観ていますか。 もう一度、本当に必要な番組であるのかどうか、検討してみて、四六時中見ていないという状況なら、解約することをオススメします。 さらに、携帯電話をスマートフォンに替えた人もいるでしょうが、それなら、パソコンでインターネットを利用することも少なくなっているはずですから、この際、解約してしまってもいいかもしれません。 これらは、極端な例ですが、半年に一度、一年に一度、日常生活の中で契約をしているものがあれば、見直すことによって節約も考えましょう。
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