|
★ 定年後の医療費が心配でも医療保険はいらない Bさんはもうすぐ60歳を迎えます。そこで迷っているのが、60歳で満期を迎える医療保険の扱いです。 40歳で加入しましたが、50歳の保険契約の更新時に、それまで月4,000円弱だった保険料が約5,700円に増えたので、今回はどれくらいになるかを利いたところ、今後の更新では保険料が月額1万円を超えるというのです。 これから定期収入がなくなることを考えると、1万円の出資はかなり痛手です。困ったBさんは、保険の乗り換えも考えましたが、60歳で契約すると、どれも1万円程度の出資になることが判明。それでもなんとなく一生涯保障を続けたいと思い、専門家に相談しました。 無料相談を行うファイナンシャルプランナー(FP)に相談に行くと、あれこれと医療保険のパンフレットを持ち出してくるので辟易してしまいました。 その後、ネットで有料相談を行うFPがいると知り、面談を申し込みました。そのFPは、Bさんのニーズを聞くと次のように言いました。 「在職中なら入院して収入が途切れたら困りますが、退職後なら、その心配は不要です。Bさんは貯金もありますし、高額療養費制度もあるので新規契約は不要です」 高額療養費制度を知らなかったBさんは、この意見に納得し、医療保険を解約しました。 必ずしも無料相談が悪いとはいえませんが、「無料」の場合は生命保険などの販売手数料が目的のFPも多いのです。生命保険は高い買い物です。納得するまで契約はしないことです。 医療保険は、高額療養費制度なども勘案して決めよう!
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||