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総務省が発表している平成22年度の家計調査報告によりますと、 サラリーマン世帯で二人以上の家族がいる場合の消費支出の平均は、290,244円となっています。 私たちサラリーマン給料は、平成9年度以降下げ続けており、倹約ムードを余儀なくされていますが、それでも消費支出を減らすには限度があるため、やはり消費支出としては、約29万円を必要とするのがふつうです。 これは退職前のサラリーマンの消費傾向であるため、定年後60歳以降は、夫婦二人の生活になり、子どもにもお金がかからなくなるため、それほど支出することはないだろうと思われますが、支出を減らすにも限度があり、やはり総務省の調査によると、1ヶ月の消費支出を見ると、平均約26万円6千円となっています。 一般家庭の場合より、約2万4千円程度低くなりますが、それでも大きな大差はなく、老後のお金はかかるものです。 私たちの平均寿命は年々延びてはいますが、ここでは平均寿命を85歳とすれば、60歳の定年後、25年は夫婦共に生きると想定する と、1ヶ月の平均支出が26万円ですから、25年間を総計しますと、7800万円も必要となります。 これはあくまで、物価水準などを一定にして計算していますが、これからの増税とか諸般の状況を考えますと、おそらく1億円程度は必要 になるのではないでしょうか。 60歳以上で働いたとしても、収入は現役当時に比べて半分程度になるでしょうし、働ける年齢も限度がありますので、今から心構えと準備をしておくことが必要でしょう。 |
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