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★老人ホームでも介護保険は使える 有料老人ホームなどに入ったとして、そこで介護を受ける場合にも介護保険は使えます。ただし、有料老人ホームでは、そのホームの種類によって介護保険サービスの使い方が異なるので注意が必要です。 有料老人ホームには ①介護付き ②住宅型 ③健康型 の3種類があります。 介護が必要になった場合、①は退去しなければなりません。介護サービスを受けるには、①か②への入居が必要です。 ①は介護保険上は、そのホームの中で原則としてすべての介護サービスが提供されます。 サービス面では、特別養護老人ホームなど介護保険で位置づけられた施設(介護保険施設)とほぼ同じ仕組みになり、これを特定施設入居者生活介護といいます。 なお、昨今増えているサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)も、有料老人ホームの基準を満たせば、特定施設入居者生活介護の師弟を受けられます。 一方、②の入居者の「自宅」と同じ扱いになります。つまり、そこで介護が必要になった場合、家にいるときと同じように外部のケアマネジャーに依頼し、ホーム外のさまざまなサービスを組み合わせて使います。通いや泊まりのサービスも、原則としてそのホームの外で使うことになります。 特定施設入居氏や生活介護の指定を受けていないサ高住も、この②と同じで「自分の家」にいる場合と同じ方法で居宅系サービスを使うことができます。 自分に介護が必要になったとき、①のほうが「建物と同じ法人がサービスを管理している点で安心できる」という人もいれば、②を選ぶことで「自分の生活状態などに応じて、柔軟にサービスを使える」ことを優先する人もいるでしょう。 有料老人ホームやサ高住への住み替えを考えるのであれば、どちらが自分の意向に合うかをよく考えた上で選んだほうがいいでしょう。
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