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基本的には3パターンがあります。 生命保険の基本は、被保険者が亡くなったらお金が受け取れるものですが、保険期間、解約返戻金や満期金のあるなしで三つのパターンに分けられます。 1) 定期保険 定期保険は、保険料を支払っている間だけ保険が適用されるという保険商品です。 いわゆる掛け捨て型の保険です。 そのときのリスクに対する保証を得るという意味で、保険の中で最も基本的な部分のみを持つ保険とされます。掛け捨て型として敬遠する方も多いようですが、定期保険は生命保険における「死亡保険」の部分のみを利用しているためで、終身保険や養老保険などは、これに追加して貯蓄部分を上乗せしているだけなのです。 2) 終身保険 終身保険とは、保険の対象となる人(被保険者)が亡くなったり、高度の障害状態になった場合に、保険金を受け取ることができる生命保険です。そして、その権利が一生、亡くなるまで継続します。 契約を続ける限り必ず、契約した保険金額を受け取ることが出来ます。 一般的な終身保険は定額終身保険といいます。 契約時に「保険金額」「解約時の払戻金(解約返戻金)」が約束されているため「定額」と称します。 簡単に言うと、「契約の際に何年後に解約するといくら戻ってくる」ということが決まっている保険となります。 30歳で契約、終身保険を60歳で解約すると、30歳の時に保険会社が提示していた解約払い戻し金を受け取れるということです。 3) 養老保険 養老保険は、満期時に必ず保険金を支払う必要があることから、保険料の額には保障に関する部分の他、満期保険金支払いのための積み立て(貯蓄)部分が含まれる。 終身保険や定期保険と比較した場合、保険料は、最も割高になります。 終身保険同様、その保険料額は保険会社が集めた資金の運用による利回り予想である予定利率に左右される。しかし2001年以降の予定利率は過去最低の1.5〜1.75%という水準になっており、そのため加入年齢によっては満期時までに支払った保険料総額が満期保険金を下回る。 |
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