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C 元本保証で安心感のある「預貯金」


【ここがポイント】
・ 預貯金は「元本保証」なりで圧倒的な安心感がある
・ 元本保証だが、低金利でほとんど増えないのが難点
・ できるだけ高金利の金融機関を探すようにしよう



★ 金利の高さだけでは見落とすものがある

老後資金の運用先として、まず考えるのが銀行や郵便局で取り扱う「預貯金」でしょう。金融広報中央委員会によると、日本の二人以上の世帯で金融資産の55%(2016年)を預貯金として保有しています。

最大の特徴は「元本保証」で、最も安全性の高い金融商品といえます。たとえ、預け先の金融機関が経営破綻しても預金保険制度(ペイオフ)により「元本1000万円+その利子」までは保護されますが、万が一のために、元本が1000万円を超える場合は、複数の銀行に預けるようにしなければいけません。また、すぐに現金を引き出せる「流動性」の高さも特徴です。

ところで、「預貯金」とは、「預金」と「貯金」をもとめた言葉ですが、「預金」は都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合などに預けるもの。

一方の「貯金」は郵便局、農業協同組合(農協)、漁業協同組合(漁協)に預けるものです。また、普通預金のように出し入れが自由な「流動性預貯金」と、定期預金などの預け入れ期間の定めがある「定期性預貯金」の大きく2つに分かれます。

定期預金の鉄則は高金利時は長く、低金利時は短く預けることです。10年間の定期預金に預けても、半年、1年後に金利が上昇すれば、低い金利のまま預け続けなければいけなくなってしまうからです。

なお、2016年2月に導入されたマイナス金利の影響で、各銀行とも定期、普通ともに金利を下げました。今後もマイナス金利が続けば、預貯金利もさらに下がるかもしれません。また、各種手数料が値上げされる可能性もあります。預貯金は最も安全な投資ですが、今後は今まで以上に情報収集が必要になりそうです。



お金を預けるときに安全性が高いのはどっち?
「銀行」と「郵便局」 

2007年の郵政民営化以前は郵便貯金は政府保証がありましたが、民営化後は民間金融機関と同様に預金保険制度による「元本1,000万円までとその利子」までしか保護されません。

しかし、民営化以前から貯金していた定性の郵便貯金(定期郵便貯金など)に預けている場合は、満期まで政府保証が継続する点では安心です。

老後を考えると立地も大事です。近くにコンビニがあるなら、セブン銀行などのネット専業銀行に口座を開くのも手です。条件を満たせば手数料がかからずにお金を出し入れできるので便利です。


  一般の銀行  ゆうちょ銀行 
主要株主 一般株主  日本郵政株式会社1
預入限度額 限度なし 1,300万円まで
(別枠で財形550万円) 
破綻時の保証 元本1,000万円+利子までは保証される 元本1,000万円+利子までは保証される(ただし、民営化前に預け入れたものは政府保証がつく) 
その他 ーー ローン商品はスルガ銀行のローン商品の仲介のみ


海外の銀行に預けても大丈夫?
「邦銀」と「外銀」 

邦銀と国内資本の銀行のこと。3大メガバンクのほか地方銀行やネット銀行など、そのほとんどが該当します。対する外銀とは、いわゆる外資系銀行のことです。

どちらも全面的には信頼できませんが、とくに日本の支店を出しているだけの外銀は要注意です。なぜなら、二本から撤退することがあるからです。

世界的に有名なHSBCは「金融資産1,000万円以上」の富裕顧客を対象に個人向けサービスを提供していましたが、2012年に撤退しました。また、シティバンク銀行がリテール(個人)部門を三井住友フィナンシャルグループのSMBC信託銀行に営業譲渡したものも記憶に新しいところです。

日本に支店を置く外銀のなかには、クレディ・スイスのように、億単位の資産を持っている富裕層でないと利用できない銀行もあり、大多数の庶民には、外銀と取引するメリットはほとんどないでしょう。

また、外銀の在日支店は預金保険制度の対象外であり、ペイオフの保証をを受けられません。

地元密着の邦銀のほうが親切な傾向もあるので、よほどのことがないかぎり、邦銀を選んだほうが無難です。


お金を預けるときにメリットが大きいのはどっち?
「ネット銀行」と「有店舗銀行」 

ネット銀行は、店舗や自行専用のATMを持たず、インターネットでのやり取りだけで取引が完結する銀行です。人件費や家賃などのコストがかからない分、預金金利は高めです。

対する有店舗銀行とは店舗を持つ銀行です。コストがかかる分、一般に預金金利は低めです。有店舗銀行でもインターネットバンキングを使えば、振込手数料が窓口やATMより安くなるなどメリットがあります。

預金金利の高さや、振込手数料の安さだけで比べるなら、ネット銀行に軍配が上がりますが、大きな差になるかというと疑問です。高めの預金金利といっても、100万円程度の額では大きな差にならず、振込手数料にしても月に何十回も振り込む人は少ないでしょう。

それよりもお財布代わりに使う銀行で重要なのはATM手数料です。近年、各銀行はATM手数料を引き上げる傾向にあります。預金金利が低い時代だからこそお財布代わりに使う銀行のATM手数料はなるべく削減したいものです。

その点で、手数料が安いネット銀行を使うメリットは大きいといえます。ただし、店舗で相談できないのは不安です。どちらも一長一短があるので、その特性を知って、上手に使い分けましょう。




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