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これまで歩んできた学生生活や社会生活などでは、わがままは極力抑制するように努めてきたのではないでしょうか。 会社という組織に入れば、人間関係ですべてが成り立っているので、自分の気持ちはできるだけ抑え、自分の思いを貫くことなどほとんどできなかったし、そのことの不自由さは身をもって経験してきているはずです。 集団生活にはルールがあり、規律がもっとも重要視されることから、わがままな人ほど敬遠されることが多かったでしょう。 ですから、「あなたは自分の思いを貫いて人生を生きてきたか?」と問われれば、「そうだ」と返答できる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。 退職した今は、だれからも規制されることなく自由の身になったわけですから、何のプレッシャーもなく、これからの人生は思うがままに生きたらいいのです。 「わがまま」を貫いてもいいのです。 誰も止める人はいないのですから。 しかし、この「わがまま」は、自分中心の身勝手でやり放題し放題というのとは全く違いますので注意が必要です。 「わがまま」とは、辞書には「自分があるがまま」「思うがまま」「願うがまま」とあるように、自分の意志を貫いて目標なり目的を達することだと考えます。 ですから、今までは自分の思いを、会社に尽くすことで封印してきたわけですから、これからは、自分の思いとかやりたかったことを、人生の総仕上げとしてやり遂げることです。 それが「わがまま」なのです。 わがままに生きることは、ある意味では、自分に課せられた使命のようなもので、ルールも組織もなく、自分がルールを決めながらやり遂げるものであり、大変やりがいのあることです。 あなたも、今まで夢に描いてきたものを、「わがまま」精神で、挑戦してみてはどうでしょう。 |
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