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最近、化粧品の宣伝などにアンチエイジングという言葉が多用されていませんか。 女性誌やテレビのコマーシャルなどでは、女性の気持ちをぐっと惹きつけるような「○○歳若返るメイク方法」とか「この下着を着けるだけでお尻が引き締まって10歳は若くなります」などなど。 女性の方なら、誰しもアンチエイジングに興味を持つものです。 化粧やエステに励んで美しさを保つのは、心を元気にするという意味ではいいところもあります。 ただ「いまの若さや美しさを維持しないといけない」と意固地なまでにこだわってしまうと、これが大きなストレスになることがあります。なぜなら、人間は歳を経るごとに若さや美しさはいやでも失っていくもので、いくら自然の法則に抗って努力しても、どうすることもできないこともあります。 たとえ美容整形を施したとしても、それは見た目だけで、体全体の健康を維持できるわけではありません。 人間には、歳相応の知恵や美が自然と備わってくるもので、その時々の年齢に応じた違った魅力をかもし出します。 とくに、若い頃からエステやメイクに力を入れて女性磨きに余念のなかった女性は、美貌やスタイルに自信があって、他人からもほめられることに慣れてしまっているため、自分の身体的な老化を素直に認めることができません。 その結果、自らの美の衰えにおびえるだけで、年齢相応に訪れるの幸せな時間を見失ってしまうのです。 女性の美しさは若さにだけあるものではありません。そして歳を重ねたからといって、幸せが失われるわけではありません。 若さや美しさだけにとらわれず、つねに瑞々しい気持ちを持つ「心のアンチエイジング」は、どの世代でも大切なことですが、とくに高齢になればなるほど、この気持ちを忘れないことです。 そうすれば、人生を積み重ねてきた助成だけが持つ美しさが内面から輝きだすのです。 自分をリセットし、幸せをキャッチする心の準備をいまからしておきましょう。 |
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